■朝食
ホテル提携の「タリーズコーヒー レム鹿児島店」にて朝食セット。
レム鹿児島の1階に位置し、宿泊客への朝食提供が必要なことから、
「新しいデザインの創出」と
「地元で人気のあるベーカリーの併設(コラボレーション)」を
コンセプトに作られたお店。
タリーズ既存店のアップグレードバージョンです。
今日の観光は少なめ。
まずは仙巌園に向かいます。
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■仙巌園
通称、磯庭園。広さ約5万㎡。
万治元年(1658年)、第二代薩摩藩主・島津光久公によって、
鶴丸城の別邸として造られました。
桜島を築山とし、錦江湾を池に見立てた雄大な借景庭園です。
園内には奇岩奇石が多く、
中国龍虎山の仙巌に似ていることから「仙巌園」と名付けられました。
天下の名園といわれ、国の名勝に指定されています。
仙巌園は、江戸時代には歴代当主の別邸として、
明治以降は磯島津公爵邸として使われてきました。
島津家は、琉球王国を介して積極的に中国の文物を受容し、
その文化の影響を受けました。
仙巌園はそのような環境のもとで整備されたため、
日本庭園でありながら各所に中国の作庭趣法を取り入れ、
独自の調和美を作り出しています。
幕末には、第十一代藩主・島津斉彬公が、
西欧の科学技術を積極的に取り入れるために、
この敷地の一部を使って、
反射炉やガラス工場などの近代的な工場群を建設しました。
園内には、書院造りの御殿、
仙巌園の正門として作られた錫門、
日本で初めてガス灯を灯した鶴灯籠、
琉球の国王から献上されたと伝えられる望嶽楼、
そのほか千尋巌や曲水の庭など、多くの見所があります。
園内の売店で、さつま揚げやきんつばなどを食べました。
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反射炉跡
鉄製の大砲を鋳造するための溶解炉
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鉄製150ポンド砲(復元)
約70kgの砲弾を3~4km飛ばす
威力がありました
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島津家水天渕発電所記念碑
明治40年に島津家が
姶良郡隼人町に建てた発電所の
建物の一部を記念碑として展示
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正門
明治28年に第二十九代当主・
島津忠義が建てました
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錫門
築庭当時の正門
当主と嫡男のみが通れる門でした
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獅子乗大石灯籠
畳八帖分もある大きな笠石の上に
逆さの獅子が乗っています
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御殿
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御殿 |
曲水の庭
上流から酒盃を流して
前を通り過ぎるまでに和歌を詠み
酒盃を取り上げて酒を飲む宴が
催されました
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発電用ダム跡
落差を利用して水車を回転させ
電力を得て邸内や庭のアーク灯に
明かりを点していました
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江南竹林
中国から孟宗竹(江南竹)を取り寄せ
裏山に植えたのが始まり
孟宗竹は仙巌園から全国各地へ
広まったという説があります
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千尋巌 裏山の中腹の岩に刻まれた磨崖文字
3文字の長さは11m
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迫ン太郎
庭園内を流れる谷川の流れを
利用した米つき機の一種
もみや玄米を精米していました
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濾過池
明治40年の皇太子の訪問を機に
上質な水道水の必要性を感じて
造られたと考えられています
国指定登録有形文化財
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鶴灯籠
日本で初めてのガス灯
鶴が羽を伸ばしたように
見えることから名付けられました
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猫神神社
日本で唯一猫を祀る神社 島津義弘公が朝鮮出兵の際に
連れて行った猫を祀っています
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有村屋のさつま揚げ
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馬場製菓の薩摩きんつば
天皇陛下献上銘菓です
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むらさきいもソフト
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■尚古集成館
仙巌園に隣接しています。
800年におよぶ島津家の歴史的資料を展示。
集成館(反射炉やガラス工場などの工場群)の一つで、
慶応元年(1865年)に建てられた蒸気鉄工機械工場の
建物をそのまま利用しています。
日本で初めてアーチを採用した石造洋風建築物で、
国の重要文化財に指定。
集成館の跡地一帯は、国の史跡に指定されています。
集成館事業は、島津斉彬公によって起こされた
日本最初の近代洋式産業群の総称。
特に製鉄・造船・紡績に力を注ぎ、
大砲製造から洋式帆船の建造、武器弾薬から食品製造、
ガス灯の実験など幅広い事業を展開しました。
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■平田屋
両棒餅を食べるために平田屋へ。
仙巌園から600mくらいのところにあります。
両棒餅(ぢゃんぼもち)は鹿児島市の郷土菓子。
一口サイズの餅に竹串を2本刺して、甘辛いとろみタレをかけた
みたらし団子のようなもの。
武士が大小2本の刀を脇に差した「両棒差し」になぞらえて、
名付けられたといわれています。
餅がとてもやわらかく、タレも絶妙な味。
一皿をシェアしましたが、もう少し食べたいなと思いました。
昼飯前だったので止めましたが・・・
お座敷で桜島を見ながらまったりできて、とても良かったです。
近所にあれば、絶対に通う店ですね。
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■昼食
鰻を食べるために鹿児島市街に戻り、
「うなぎの末よし」へ。
大隅産鰻を創業80年来の秘伝のタレにつけ、
備長炭で手焼きしています。
鰻=浜名湖のイメージがありますが、
都道府県別の養殖生産量は、鹿児島県がダントツの1位です。
「うな重(竹)」を注文。
ごはんと蒲焼が二段の重箱に別々に入ってきます。
ふっくらとした焼き上がりで、香ばしい風味がいい感じ。
甘めのタレが、とても美味でした。
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■天文館むじゃき
フルーツなどをトッピングしたかき氷「白熊」を考案した店。
昭和22年、創始者・久保武が
ミルクのシロップをかけたかき氷を考案。
彩りを加えるために、さいころ形の果物や十六寸豆を入れ、
外側にアンゼリカ、チェリー、レーズンをトッピングして出したところ、
たちまち評判となりました。
上から見ると、チェリー、アンゼリカ、レーズンの配置が
動物の白熊の表情に似ていることからその名前が付きました。
(白熊の名前の由来については諸説あります)
昼食後だったので、レギュラーサイズの「白熊」を一つ注文。
シェアして食べました。
レギュラーサイズは大盛りかと思うくらい大きいです。
氷はきめ細かく削られていて、ふんわりしてやわらかい。
シロップたっぷり、フルーツたっぷりで、
とてもおいしかったです。
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■薩摩蒸氣屋天文館店
「かすたどん」や「かるかん」などを販売しています。
蒸氣屋の代表的な銘菓「かすたどん」を購入。
甘さ控えめのカスタードクリームを
やわらかいスポンジで包んだお菓子。
天皇陛下献上銘菓です。
仙台銘菓「萩の月」のような感じで、
全国的に似たような感じのものが多数ありますが、
私はこういったお菓子が大好きです。
おいしくいただきました。
再び観光に戻ります。
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■西郷隆盛誕生地
幕末から明治にかけて、大久保利通、大山巌、東郷平八郎ら
多くの人材を輩出した加治屋町の一角にあります。
西郷隆盛は、文政10年(1828年)に誕生。
少年時代は藩校・造士館に通って勉強し、
厳しい郷中教育のなかで鍛えられました。
右腕を負傷してからは武道への志を捨て、
いっそう学問に励むようになったとのことです。
■維新ふるさと館
近代日本の原動力となった鹿児島の歴史や先人たちの偉業などを
映像・ジオラマ(模型)・ロボットなどハイテク技術を使った
多彩な展示・演出によって、楽しく分かりやすく紹介しています。
目玉は、西郷隆盛や大久保利通などにそっくりな
等身大ロボットやマルチスクリーンにより展開される
臨場感あふれるダイナミックなドラマ。
上映時間が合わず、残念ながら見られませんでしたが・・・
これで鹿児島の観光はすべて終わり。
新幹線で熊本に向かうために鹿児島中央駅へ。
その前にレンタカーを返却。
途中で大久保利通の銅像を見ました。
鹿児島中央駅では、駅構内にあるショッピング施設
「フレスタ鹿児島」内の「みやげ横町」でお土産を購入。
お菓子やさつま揚げなども試食しました。
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西郷隆盛誕生地
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鹿児島中央駅
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■九州新幹線
鹿児島中央駅15:30発、さくら412号に乗車。
ツアー客がいっぱいで、満席でした。
さくら412号は新幹線800系電車。
車両デザインの第一人者・水戸岡鋭治氏によるデザインで、
JR九州オリジナルの車両。
九州でしか乗れない車両に乗るために、
この時間の新幹線を選びました。
内装のメイン素材は「木」。
座席の背面・肘掛部、デッキ仕切り壁やテーブル、
ブラインドなどに木製素材が使われています。
座席のクッション材は西陣織です。
鹿児島中央駅~新八代間はトンネルが多い。
約7割がトンネルで占められています。
47分間の乗車で熊本駅に到着。 |
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さくら412号
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デッキ仕切り壁は
木目調ではなく正真正銘の木
鹿児島産の楠の木を使用
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木製の簾
鹿児島産の桜の木を使用
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熊本に着くと「くまモン」だらけ。
お土産はもちろんのこと、
焼酎やトイレットペーパーまで「くまモン」。
「くまモン」グッズもいっぱい売っていました。 |
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■本日のお宿
「ホテルニューオータニ熊本」。
熊本駅に面した好立地で、文化と情報の拠点となる
ハイグレードな21世紀型国際都市ホテル。
大人気の「くまモンルーム」もあります。
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部屋から熊本駅が見えました
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廊下からは九州新幹線
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夕食前、路面電車に乗り、
熊本の繁華街「下通り」にある「くまBAR」へ。
街ナカも「くまモン」だらけ。
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■くまBAR
熊本県より「くまもとの酒消費拡大推進事業運営業務」の
委託を受けて昨年8月1日にオープン。
くまもとの清酒、世界ブランド球磨焼酎をはじめとする本格焼酎、
地元葡萄で醸すワインなどの「くまもとの酒」を提供するお店です。
熊本といえば米焼酎。
「豊永蔵」をお湯割りで味わい、「鳥飼」をロックで楽しみました。
香り豊かで飲みやすかったです。
アテは熊本の特産を食べるために、「熊本プレート」を注文。
「辛子蓮根」、「馬肉の燻製」、「燻製豆腐」のセットでした。
辛子蓮根が一番良かったです。
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店に着くと先客がいました
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くまモンでした!
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お通し(馬すじ煮込み)
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熊本プレート
(辛子蓮根、馬肉の燻製、燻製豆腐)
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くまモングラスで出てきました コースターもくまモンです
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メニューにくまモン
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おてふきにもくまモン
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■夕食
行きたかった店が満席だったので、
第二候補の「五郎八 離れ」へ。
昭和25年創業の郷土料理専門店「五郎八」の新店舗として
4年前にオープンしたお店です。
「馬刺し」、「一文字ぐるぐる」、「天草大王の塩焼き」などを注文。
おいしい郷土料理が食べられて大満足でした。 |
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