■出発
コロナ禍で宿泊旅行を自粛していたので、
5年ぶりの旅行です。
東京駅6:52発あさま601号に乗車。
北陸旅行以来6年ぶりの北陸新幹線です。
今にも雨が降りそうな天気で、
軽井沢あたりは霧の中でした。
長野駅に8:35に到着。
東口のニッポンレンタカー営業所に向かいます。
今回のレンタカーはMAZDA2。 |
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あさま601号 |
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MAZDA2 |
まずは、「牛にひかれて善光寺参り」で全国的に知られる
善光寺へ向かいます。
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■善光寺
無宗派の単立寺院。
山号は定額山、寺号は善光寺。
約59,000㎡の境内に、大勧進・大本願と
39の宿坊からなる大寺院です。
御本尊は一光三尊阿弥陀如来。
一つの光背の中に三尊(中央に阿弥陀如来、
両脇に観世音菩薩、勢至菩薩)が配置された様式で
「善光寺式阿弥陀三尊像」とも呼ばれます。
一光三尊阿弥陀如来は、
インドから朝鮮半島百済国へとお渡りになり、
欽明天皇13年(552年)、仏教伝来の折りに百済から
日本へ伝えられた日本最古の仏像といわれています。
廃仏派の物部氏によって難波の堀江へと
打ち捨てられましたが、信濃国国司の従者として
都に上った本田善光が信濃の国へお連れし、
皇極天皇元年(642年)現在の地に遷座されました。
皇極天皇3年(644年)には勅願により伽藍が造営され、
本田善光の名を取って「善光寺」と名付けられました。
仏教の諸宗派が生まれる前に創建されているため、
宗派を問わず、源頼朝や武田信玄、徳川家康など
時の権力者から庶民まで信仰が厚く、
江戸時代には「善光寺参り」が広まったことで
有名になりました。
現在では年間約600万人もの参拝者が訪れます。 |
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仁王門(国登録有形文化財)
宝暦2年(1752年)に建立されましたが、地震などにより二度焼失し、
大正7年(1918年)に再建されました |
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山門(国指定重要文化財)
寛延3年(1750年)建立
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仁王門に安置されている仁王像(吽形(左)と阿形(右)) |
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山門回廊からの眺望
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掲げられている「鳩字の額」 三文字の中に鳩の姿が五羽隠されています
「善」の一字が牛の顔に見えるといわれています |
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本堂(国宝) 宝永4年(1707年)再建 東日本最大級の国宝木造建築で、衆生の煩悩の数と言われる百八本の柱で造られています |
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鐘楼(国登録有形文化財) 嘉永6年(1853年)再建
南無阿弥陀仏の六字にちなみ、六本の柱で建てられています
梵鐘は寛文7年(1667年)に再造立された名鐘であり
国の重要美術品に指定されています |
経蔵(国指定重要文化財)
宝暦9年(1759年)建立
内部中央には八角の輪蔵があり、
仏教経典を網羅した「一切経」全6,771巻が収められています
高さ約6m重さ約5tの巨大な輪蔵を時計回りに一周押し回すと
「一切経」を全て読んだことと同じ功徳が得られるといわれています |
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本堂
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(←左画像)経蔵の前にある「輪廻塔」
輪を回すことで功徳を積み、極楽往生ができると言われています |
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続いて、仲見世通り(表参道)を散策。
食べ歩きを楽しみました。
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仲見世通り(表参道) |
おやき
(いろは堂 善光寺仲見世店) |
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五平餅
(いづみや民藏) |
信州カスタードアップルパイ
(信州りんご菓子工房 BENI-BENI) |
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■昼食
長野といえば「信州そば」。
ということで、表参道にある「かどの大丸」へ。
元禄15年(1702年)創業。
明治初期の建物を活かした店内で、
香り高い手打ちそばを楽しむことができます。
「さらしなそば」を注文。
二八の手打ち蕎麦で、
麦の実の中心部分だけを使った白く美しい麺が特徴。
しっかりと蕎麦の風味があり、
上品な食感とのど越しが絶妙でした。 |
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食事の後も食べ歩き。
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囲炉裏で焼き上げた焼き立ての「焼きおやき」
(小川の庄 大門店) |
栗あんソフトクリーム
(竹風堂 善光寺大門店) |
続いて、長野市の北東に位置する小布施町へ。
小布施町は「栗」と「葛飾北斎」で有名な町です。
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■岩松院
曹洞宗の寺院。
山号は梅洞山。御本尊は釈迦如来。
文明4年(1472年)、雁田城主・荻野備後守常倫が
開基し、不琢玄珪禅師が開山。
本堂には葛飾北斎の大作「八方睨み鳳凰図」があり、
豊臣秀吉の腹心で「賤ヶ岳七本槍」の一人としても
知られる戦国武将・福島正則(高井野藩初代藩主)の
霊廟や、小林一茶が「やせ蛙まけるな一茶これにあり」
の句を詠んだ蛙合戦の池などがあります。
「八方睨み鳳凰図」は間口6.3m、奥行5.5m。
天井一面に描かれた巨大な鳳凰図は、
北斎作品のなかでも最大といわれています。
当時88歳だった北斎が小布施に滞在していた際に
手掛けたもので、約1年かけて完成させました。
完成後は現在まで一度も色の修復をされたことがなく、
当時の色がそのまま鮮やかに残っています。
「八方睨み」という謂れは、鳳凰の目が見る人が
どこから見てもこちらを睨んで追ってくるような画法で
描かれていることからきています。 |
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本堂
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本堂内は撮影禁止のため「八方睨み鳳凰図」の画像はありません
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■栗の小径
路面に栗の木の間伐材を敷き詰めた遊歩道。
土色の壁と瓦屋根がコントラストとなって
静かで情緒ある空間を生み出しており、
小布施ならではのレトロで風情ある雰囲気を
楽しめる散策コースとして人気です。 |
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栗の小径 |
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■栗の木テラス
小布施で約200年間、栗菓子を作り続けている
「桜井甘精堂」が運営している紅茶とケーキの専門店。
英国のアンティーク家具で統一されたシックな店内で、
本格的な世界の紅茶と10数種類のオリジナルケーキを
楽しむことができます。
店の一番人気はモンブラン。
タルトの上にスポンジ生地を包んだ生クリームを乗せ、
国産栗で作ったペーストがたっぷりかけられています。
栗ペーストは、栗と砂糖のみで作った「桜井甘精堂」の
栗あんにバターや洋酒を加えて仕上げられています。
紅茶は専門店らしく、ダージリン、アッサムなどの
なじみのものから、珍しい茶葉、店オリジナルブレンド、
今月の紅茶など常時20種類ほどの紅茶が用意されて
います。
日本紅茶協会の「おいしい紅茶が飲めるお店」にも
認定されています。
スイーツは「モンブラン」と「栗ぷりん」、
紅茶は今月の紅茶「栗の紅茶」をいただきました。
モンブランは程よい甘さで、濃厚な栗のおいしさを
味わうことができました。
紅茶やプリンも栗の風味が引き出されて、
栗を存分に堪能することができました。 |
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モンブラン |
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栗の紅茶 |
栗ぷりん |
これにて本日の観光は終了。
宿泊地の長野市に戻ります。
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■本日のお宿
相鉄フレッサイン長野駅善光寺口。
長野駅善光寺口から徒歩約2分という
アクセスの良さが魅力です。
全室にシモンズ社製ベッドとロフテー製枕を導入。
地産地消の朝食を提供するレストラン
「Buffet Lounge SUN」もあります。
■夕食
相鉄フレッサインの向かいにある
「信州炭火炉端 すえひろ」。
信州食材・地物野菜等をふんだんに使った料理と
信州地酒が味わえるお店です。
郷土料理をメインに注文、地酒もいただきました。
・野沢菜の天ぷら
・信州サーモンのお刺身
・馬刺し盛合わせ
・信州山賊焼き
・エイヒレ炙り焼き
名物をたくさん食べられて大満足でした。 |
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ニジマスの塩焼き(お通し) |
野沢菜の天ぷら |
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信州サーモンのお刺身 |
馬刺し盛合わせ |
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信州山賊焼き |
エイヒレ炙り焼き |
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