信州旅行記 二日目(2024/10/06)


朝食は経費削減のため、旅行中にしては珍しく
コンビニのパンで済ませました。

まずは、長野駅から20kmほどの距離にある
戸隠神社に向かいます。

途中から山道になるので、霧で視界不良の場所が
何箇所かありました。

戸隠神社は五つの神社からなり、
五社を参拝する「五社めぐり」が人気となっています。
駐車場に空きがあったので、
まずは火之御子社から参拝しました。
(火之御子社の駐車場は3台分のスペースしかありません)


■戸隠神社
  霊山・戸隠山の麓にある、奥社・中社・宝光社・
  九頭龍社・火之御子社の五社からなる
  創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社。

  戸隠山は「天の岩戸」が飛来してできたとされ、
  「天岩戸開き神話」ゆかりの神々が御祭神として
  祀られています。

  戸隠神社は戸隠山への山岳信仰を背景に
  信仰の拠点として発展しました。
  天台密教が伝播すると神仏習合の顕光寺が創建され、
  多くの宿坊が集まる寺院となり、
  戸隠信仰は修験道とも習合して
  日本全国に知られることになりました。

  明治元年(1868年)の神仏分離令により、
  神仏一体の戸隠信仰から仏教的なものが一掃され、
  神社神道として歩むことになりました。

 ・火之御子社
   舞楽芸能の神、火防の神、縁結びの神、
   開運の神として尊崇されています
   御祭神:
     天鈿女命(あめのうずめのみこと)[主祭神]
     高皇産御霊命(たかみむすびのみこと)
     栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)
     天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
   創建:承徳2年(1098年)頃

 ・奥社
   戸隠神社の御本社
   開運守護、五穀豊熟に御神徳があり、
   武道・スポーツ必勝の神として知られています
   御祭神:天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)
   創建:孝元天皇5年(紀元前210年)と言われる

 ・九頭龍社
   心願成就の御神徳高く特別なる信仰を集め、
   水分神、水口神、五穀豊熟、魔除けの神、
   虫歯の神、縁結びの神として尊信されています
   御祭神:九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)
   創建:不詳(奥社よりさらに古いとされています)

 ・中社
   学業成就、試験合格、商売繁盛、営業隆盛、
   家内安全、開運守護、厄難消除に御神徳があります
   御祭神:天八意思兼命
        (あめのやごころおもいかねのみこと)
   創建:寛治元年(1087年)

 ・宝光社
   技芸、裁縫、縁結び、安産、厄除け、家内安全など
   女性や子供の守り神として御神徳があります
   御祭神:天表春命(あめのうわはるのみこと)
   創建:天暦3年(949年)(奥社の相殿として創建)
       康平元年(1058年)(現在地へ遷祀奉斎)

火之御子社 鳥居

火之御子社 社殿
霧のため荘厳で神秘的な雰囲気になっていました

奥社 大鳥居

随神門手前にある狛犬 参道


随神門
大鳥居と奥社を結ぶ参道の中ほどにあります
神域に邪気・邪悪なものが入るのを防ぐ門で、
お寺の仁王門と同じ働きをしています
随神門を進むと樹齢400年以上の杉並木が約500m続きます
奥社 鳥居 奥社 社殿
九頭龍社 社殿


中社 大鳥居 中社 西鳥居
 
中社 社殿
「い」の杉 「ろ」の杉 「は」の杉
中社大鳥居周辺にある「三本杉」(長野市指定天然記念物)
大鳥居を中心にして大きな杉の木が3本、正三角形状に並んで立っています(一辺は約72m)
樹齢800年以上の巨木で、「い」「ろ」「は」の杉と名付けられています


五社めぐりとしては宝光社の参拝が残っていますが、
ちょうどいい時間になったので昼食にしました。


■昼食
  日本三大そばの一つとされる「戸隠そば」。
  お店は中社近くにある「うずら屋」。
  朝、奥社に行く前に予約表に名前を書いておきました。

  「うずら家」は戸隠で一二を争う有名そば処。
  昼以外の時間にも行列ができるほどの人気です。

  この店のそば粉は、地元生産者から仕入れたものを、
  新そばが熟成し、最もおいしくなる厳寒の真冬に、
  石臼製粉して-20度で冷凍したもの。
  熟練の職人が解凍したてのそば粉を
  確かな技術で打ち上げています。

  店に到着すると既に名前を呼ばれた後でした。
  (こうなることは分かっていましたが(笑))
  居ない場合は次の人が順繰りに呼ばれていきます。
  ただ、店員さんに帰ってきたことを伝えると
  帰ってきた人専用の順番表に組み込んでもらえる
  というシステムになっています。

  それでも、同じような人が何組かいたので、
  20分くらい待ちました。

  「ざるそば」、「天ざるそば」、「そばがき」を注文。
  そばがきと天ぷらは妻とシェアしました。

  甘みがあるコシの強いそばで、
  濃い鰹出汁のそばつゆとよく合っていました。
  天ぷらもサクサクで美味しかったです。
  そばがきは初めて食べましたが、
  酒のアテとして食べるのがいいかもしれません。
ざるそば
そばがき 天ざるの天ぷら


食事の後は、まず鏡池に向かいます。


■鏡池
  標高1,200mに位置する、その名の通り
  戸隠連峰を鏡のように湖面に映し出す池。
  戸隠高原屈指の絶景スポットです。

  荒々しい岩山の戸隠連峰と周囲の山々を彩る
  広葉樹が季節によって色を変え、
  四季折々の風景を見せてくれます。
  中でも紅葉の時期の山と湖水のコントラストが
  素晴らしく、その美しさは言葉を失うほどです。

  湖畔には遊歩道が整備され、
  戸隠神社奥社途中の随神門や戸隠森林植物園へ
  続く道もあります。



続いて、五社めぐりの残りの宝光社に向かいます。
鏡池
天気が悪かったため、戸隠連峰の山々が
雲に隠れてしまっているのが残念でした
      
                 宝光社へ向かう石段
                  約270段あります



これにて戸隠神社の参拝は終了。
次の観光地、白馬村に向かいます。


■白馬ジャンプ競技場
  日本で唯一、ノーマルヒル、ラージヒル用の
  ジャンプ台が2つ並んでいるジャンプ競技場。
  正式名称は、
  ラージヒルが長野県白馬ジャンプ競技場、
  ノーマルヒルが白馬村ジャンプ競技場。
  平成4年(1992年)11月竣工。
  翌年、オールシーズン化が完了。

  平成10年(1998年)の長野オリンピックでは、
  ジャンプとノルディック複合ジャンプの競技会場として
  利用されました。
  ジャンプでは、船木選手や原田選手ら
  「日の丸飛行隊」が大活躍。
  大ジャンプを披露して団体金メダルを獲得しました。

  一般客もリフトと展望エレベータで
  ラージヒル・ノーマルヒルの各スタート地点に
  行くことができ、スタート観覧ステージから
  選手と同様の視点でジャンプ台を見学することが
  できます。

  ノーマルヒル・ラージヒルの間にある
  スタートタワーにはオリンピックギャラリーがあり、
  長野オリンピック・パラリンピックに関する
  資料が展示されています。
宝光社 鳥居
宝光社 社殿




ノーマルヒル ラージヒル
リフトでスタートタワーに向かいます K点(120m)/ヒルサイズ(131m)付近の斜面
   
          ラージヒルスタート観覧ステージからの風景


これにて本日の観光は終了。
宿泊地の大町市に向かいます。


■本日のお宿
  大町温泉郷にある「黒部ビューホテル」。
  北アルプスの山麓に佇む静かな宿です。
  立山黒部アルペンルート観光の拠点として、
  また、安曇野観光や冬のスキーなどの拠点として
  最適な宿となっています。

  北アルプス連峰など四季折々の美しい景色を
  楽しめるを眺める広々とした庭園露天風呂や、
  信州の新鮮な食材を使った料理が自慢です。
ノーマルヒルスタート観覧ステージから助走路を望む

















■夕食
  ホテル内のダイニングにて季節の会席「楽コース」。

  信州ポークの豆乳鍋に陶板焼き、
  豊洲直送マグロと海鮮を盛り込んだ彩り舟盛りのほか、
  信州の美しい水や土地に育まれた数々の
  食材を取り入れた会席料理です。

  メニューは以下のとおり。

  <おしながき>
   食前酒:オリジナル梅酒
   前菜  :茄子の養老寄せ 公魚蓮根巻 合鴨寿司
   お造り :鮪 ぼたん海老 真鯛 信州サーモン 帆立
   煮物  :帆立 南瓜
   陶板  :塩麹漬信州ポーク 季節野菜
   蒸し物 :おこわ蒸し
         ~銀あんかけ~
   酢の物:海老 ミニトマト おくら
         ~土佐酢ジュレ~
   鍋物  :信州みそ仕立て豆乳鍋
         信州ポーク きのこ 野菜
         きりたんぽ くず切り
   お椀  :はまぐりのお吸い物
   香の物:野沢菜漬 たくあん
   水菓子:プリン&ケーキ
(右)食前酒
前菜(茄子の養老寄せ) 前菜(公魚蓮根巻)
前菜(合鴨寿司) お造り
煮物 陶板
蒸し物 酢の物
鍋物 (右)お椀
香の物 水菓子



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