朝食は経費削減のため、旅行中にしては珍しく
コンビニのパンで済ませました。
まずは、長野駅から20kmほどの距離にある
戸隠神社に向かいます。
途中から山道になるので、霧で視界不良の場所が
何箇所かありました。
戸隠神社は五つの神社からなり、
五社を参拝する「五社めぐり」が人気となっています。
駐車場に空きがあったので、
まずは火之御子社から参拝しました。
(火之御子社の駐車場は3台分のスペースしかありません) |
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■戸隠神社
霊山・戸隠山の麓にある、奥社・中社・宝光社・
九頭龍社・火之御子社の五社からなる
創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社。
戸隠山は「天の岩戸」が飛来してできたとされ、
「天岩戸開き神話」ゆかりの神々が御祭神として
祀られています。
戸隠神社は戸隠山への山岳信仰を背景に
信仰の拠点として発展しました。
天台密教が伝播すると神仏習合の顕光寺が創建され、
多くの宿坊が集まる寺院となり、
戸隠信仰は修験道とも習合して
日本全国に知られることになりました。
明治元年(1868年)の神仏分離令により、
神仏一体の戸隠信仰から仏教的なものが一掃され、
神社神道として歩むことになりました。
・火之御子社
舞楽芸能の神、火防の神、縁結びの神、
開運の神として尊崇されています
御祭神:
天鈿女命(あめのうずめのみこと)[主祭神]
高皇産御霊命(たかみむすびのみこと)
栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)
天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
創建:承徳2年(1098年)頃
・奥社
戸隠神社の御本社
開運守護、五穀豊熟に御神徳があり、
武道・スポーツ必勝の神として知られています
御祭神:天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)
創建:孝元天皇5年(紀元前210年)と言われる
・九頭龍社
心願成就の御神徳高く特別なる信仰を集め、
水分神、水口神、五穀豊熟、魔除けの神、
虫歯の神、縁結びの神として尊信されています
御祭神:九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)
創建:不詳(奥社よりさらに古いとされています)
・中社
学業成就、試験合格、商売繁盛、営業隆盛、
家内安全、開運守護、厄難消除に御神徳があります
御祭神:天八意思兼命
(あめのやごころおもいかねのみこと)
創建:寛治元年(1087年)
・宝光社
技芸、裁縫、縁結び、安産、厄除け、家内安全など
女性や子供の守り神として御神徳があります
御祭神:天表春命(あめのうわはるのみこと)
創建:天暦3年(949年)(奥社の相殿として創建)
康平元年(1058年)(現在地へ遷祀奉斎)
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火之御子社 鳥居 |
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火之御子社 社殿
霧のため荘厳で神秘的な雰囲気になっていました |
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奥社 大鳥居 |
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随神門手前にある狛犬 |
参道 |
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随神門 大鳥居と奥社を結ぶ参道の中ほどにあります
神域に邪気・邪悪なものが入るのを防ぐ門で、
お寺の仁王門と同じ働きをしています |
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随神門を進むと樹齢400年以上の杉並木が約500m続きます |
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奥社 鳥居 |
奥社 社殿 |
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九頭龍社 社殿
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中社 大鳥居 |
中社 西鳥居 |
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中社 社殿 |
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「い」の杉 |
「ろ」の杉 |
「は」の杉 |
中社大鳥居周辺にある「三本杉」(長野市指定天然記念物)
大鳥居を中心にして大きな杉の木が3本、正三角形状に並んで立っています(一辺は約72m)
樹齢800年以上の巨木で、「い」「ろ」「は」の杉と名付けられています
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五社めぐりとしては宝光社の参拝が残っていますが、
ちょうどいい時間になったので昼食にしました。
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■昼食
日本三大そばの一つとされる「戸隠そば」。
お店は中社近くにある「うずら屋」。
朝、奥社に行く前に予約表に名前を書いておきました。
「うずら家」は戸隠で一二を争う有名そば処。
昼以外の時間にも行列ができるほどの人気です。
この店のそば粉は、地元生産者から仕入れたものを、
新そばが熟成し、最もおいしくなる厳寒の真冬に、
石臼製粉して-20度で冷凍したもの。
熟練の職人が解凍したてのそば粉を
確かな技術で打ち上げています。
店に到着すると既に名前を呼ばれた後でした。
(こうなることは分かっていましたが(笑))
居ない場合は次の人が順繰りに呼ばれていきます。
ただ、店員さんに帰ってきたことを伝えると
帰ってきた人専用の順番表に組み込んでもらえる
というシステムになっています。
それでも、同じような人が何組かいたので、
20分くらい待ちました。
「ざるそば」、「天ざるそば」、「そばがき」を注文。
そばがきと天ぷらは妻とシェアしました。
甘みがあるコシの強いそばで、
濃い鰹出汁のそばつゆとよく合っていました。
天ぷらもサクサクで美味しかったです。
そばがきは初めて食べましたが、
酒のアテとして食べるのがいいかもしれません。 |
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ざるそば |
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そばがき |
天ざるの天ぷら |
食事の後は、まず鏡池に向かいます。
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■鏡池
標高1,200mに位置する、その名の通り
戸隠連峰を鏡のように湖面に映し出す池。
戸隠高原屈指の絶景スポットです。
荒々しい岩山の戸隠連峰と周囲の山々を彩る
広葉樹が季節によって色を変え、
四季折々の風景を見せてくれます。
中でも紅葉の時期の山と湖水のコントラストが
素晴らしく、その美しさは言葉を失うほどです。
湖畔には遊歩道が整備され、
戸隠神社奥社途中の随神門や戸隠森林植物園へ
続く道もあります。
続いて、五社めぐりの残りの宝光社に向かいます。 |
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鏡池
天気が悪かったため、戸隠連峰の山々が
雲に隠れてしまっているのが残念でした |
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宝光社へ向かう石段
約270段あります
これにて戸隠神社の参拝は終了。
次の観光地、白馬村に向かいます。
■白馬ジャンプ競技場
日本で唯一、ノーマルヒル、ラージヒル用の
ジャンプ台が2つ並んでいるジャンプ競技場。
正式名称は、
ラージヒルが長野県白馬ジャンプ競技場、
ノーマルヒルが白馬村ジャンプ競技場。
平成4年(1992年)11月竣工。
翌年、オールシーズン化が完了。
平成10年(1998年)の長野オリンピックでは、
ジャンプとノルディック複合ジャンプの競技会場として
利用されました。
ジャンプでは、船木選手や原田選手ら
「日の丸飛行隊」が大活躍。
大ジャンプを披露して団体金メダルを獲得しました。
一般客もリフトと展望エレベータで
ラージヒル・ノーマルヒルの各スタート地点に
行くことができ、スタート観覧ステージから
選手と同様の視点でジャンプ台を見学することが
できます。
ノーマルヒル・ラージヒルの間にある
スタートタワーにはオリンピックギャラリーがあり、
長野オリンピック・パラリンピックに関する
資料が展示されています。 |
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宝光社 鳥居 |
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宝光社 社殿 |
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ノーマルヒル |
ラージヒル |
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リフトでスタートタワーに向かいます |
K点(120m)/ヒルサイズ(131m)付近の斜面 |
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ラージヒルスタート観覧ステージからの風景
これにて本日の観光は終了。
宿泊地の大町市に向かいます。
■本日のお宿
大町温泉郷にある「黒部ビューホテル」。
北アルプスの山麓に佇む静かな宿です。
立山黒部アルペンルート観光の拠点として、
また、安曇野観光や冬のスキーなどの拠点として
最適な宿となっています。
北アルプス連峰など四季折々の美しい景色を
楽しめるを眺める広々とした庭園露天風呂や、
信州の新鮮な食材を使った料理が自慢です。 |
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ノーマルヒルスタート観覧ステージから助走路を望む
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■夕食
ホテル内のダイニングにて季節の会席「楽コース」。
信州ポークの豆乳鍋に陶板焼き、
豊洲直送マグロと海鮮を盛り込んだ彩り舟盛りのほか、
信州の美しい水や土地に育まれた数々の
食材を取り入れた会席料理です。
メニューは以下のとおり。
<おしながき>
食前酒:オリジナル梅酒
前菜 :茄子の養老寄せ 公魚蓮根巻 合鴨寿司
お造り :鮪 ぼたん海老 真鯛 信州サーモン 帆立
煮物 :帆立 南瓜
陶板 :塩麹漬信州ポーク 季節野菜
蒸し物 :おこわ蒸し
~銀あんかけ~
酢の物:海老 ミニトマト おくら
~土佐酢ジュレ~
鍋物 :信州みそ仕立て豆乳鍋
信州ポーク きのこ 野菜
きりたんぽ くず切り
お椀 :はまぐりのお吸い物
香の物:野沢菜漬 たくあん
水菓子:プリン&ケーキ |
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(右)食前酒 |
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前菜(茄子の養老寄せ) |
前菜(公魚蓮根巻) |
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前菜(合鴨寿司) |
お造り |
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煮物 |
陶板 |
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蒸し物 |
酢の物 |
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鍋物 |
(右)お椀 |
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香の物 |
水菓子 |